Tuesday, November 26, 2013

Blog: Behind the Scene - ブログの裏ばなし,独り言


このブログを覗に来る人はあまり多くないが、ずっと前に写真がきっかけで出会った人がたまにコメントしてくれることがある。この人は昔の写真仲間の友人だった。その写真仲間はオーストラリアの出身で日本でしばらく英語を教えていたが、すでにオーストラリアに帰っている。人の人生というものは速く変わるもので、彼の友人の人生もその時とはかなり違って、今は日本の家族や友達を離れて、フランスに住んでいる。時々、フランス生活の出来事や人との出会いなどをとても面白くブログに綴っているので、それを読むことがよくある。その人とある写真コンテストの結果 の件でこのようなコメントのやりとりがあった。私の写真を見てコメントしてくれる人は殆ど居ないし、コメントしてくれるということはとても有難いことなので、ここに載せておきたいと思った。これは、このブログの裏ばなしのようなものである。

Aさん:9000近くの写真から選ばれたなんて nobiさんすごいじゃないですかー!!
    折り紙のカエルめっちゃかわいいっす!
    結果みましたけど、still life のカテゴリーの水着とか素人にはすごい普通に
    見えてしまいます(笑)


俺:          おっ、結果も見てくれたんだ。こんにちは、Aさん。
    そうんなんですよ。審査員達が何を見てるのか、たとえば、構造、鮮鋭さ、色彩、
     照明とかが全然わからない時がよくあります。このコンテストの結果を見ると、
     時には、心が曲がってないと入賞するような写真はとれないんじゃ(笑)、
    なんて思っちゃいます。今回のコンテスト審査員は外国人(U.S.以外の)が
    多かったようです。前にはKodak とかNational Geography 関連会社とかU.S.に
    名のあるのが多くいたようでした。

Aさん:素人目には、nobiさんの写真の方が全然いいのにー!って思いましたよ!!
    私、以前、365枚の空の写真を日めくりカレンダー”にするっていう企画に
    応募したんですけど、結果に憤慨しましたよ。
    あたしの写真のほうが絶対、いや絶対いいのにー!っと思う写真が
    たくさんありましたから(笑)ちなみに、夫は一枚選ばれてたので、
    余計悔しかったですね。世の中、納得できないことって多々ありますよねぇ。
    でも、nobiさんめげずにファイトですよー!

俺:  空の写真、撮ってたんだ。どんなものでしたか。
    カレンダーと云えば毎年12月になると、この町にある唯一の日本食料品店の
    オーナーさんが日本の庭園を主題にしたカレンダーをくれます。
    ほかには郵便でJunk mailですが、いろいろ受け取りますが、
    その日本庭園のは必ず私のオフィスの壁にかけています。
    フランス生活は楽しいですか。フランス語がしゃべれるのは羨ましいですよ。
    どんどんうまくなっていくでしょうね。がんばれ、Aさん!!!

Aさん: 旅行先で撮った写真です。
    日本の庭園のカレンダーなんて粋ですねー!
    こっちでは年末ゴミ収集で働く人と消防士がカレンダー売り(カンパ集め)に
    家にきますねぇ。
    フランス生活は”ボチボチ”ですね。”楽しい”って言い切れないのがミソです(笑)

俺:  それでいいのさ。 外国暮らしは多くの日本の若者ならいつかみる夢でしょ。
    でも、誰でもがやれるって云うことじゃないし、、
    それでありながら友達も家族もいる日本を出たんだから、楽しくない時もあるさ。
    前にいったけど、俺はフランスに行きたかったから、君がうらやましいよ。
    君の言葉を借りるけど ”しょぼ英語” でこっちの大学や大学院で勉強していた時は
    メッチャ楽しかったけど、その後は楽しい時あり、つらい時あり、
    っていうところかな。

ーーー
ところで、「外国暮らしは日本の若者ならいつか見る夢でしょ」と云うことは今ではそうでは無いかも知れない。私が学生の頃はアメリカかフランスには絶対に留学してやるといつも夢見ていた。その頃は今と違って誰でもがそう簡単には海外留学には行けなかった。ハイテク企業が発展する以前のことで、外国への距離というものが今のように近く感じる日本人はいなかった。たとえ留学出来ても事情があったり、ホームシックで日本に帰りたくなったとしても日本に帰るのも経済的にそうたやすいことではなかった。現代日本では人々はかなり裕福になっている。海外旅行も多くの日本人はしている。留学も自費で行ったり来たるする学生も少なくない。海外旅行が極く普通なことになっている現代日本なのだ。
ちなみに、私が学生だった頃、中学生を対照に塾という形で英語を教えていた。その中学生達が私がアメリカへ去ったあと、高校、大学へ進学し、その後、アメリカや、ドイツ、フランスの国々へ留学していた。その一人は私がいる町の大学院に留学すると云う選択もあって、その大学院の教授にも面接に来たこともあった。結局、彼はドイツの大学で研究をする地位を獲得し、ドイツに行った。ドイツからの経済的援助は当地の大学よりはるかに良かったそうだ。

話をもとに戻すが、今は空の交通機関の発展で費用も安くなり、その上、コンピューター技術の開発に伴ってインターネット技術も発展し、世の中はとても便利になった。(ところで、私のアメリカでの仕事はそのコンピュータ技術の発達に貢献することだった。)コンピュータ技術やインターネット技術のおかげで、今では世界中のどこにいてもメールやメッセージでコミュニケーションはリアルタイムでできるようになり、そんな意味でも外国(アメリカ、ヨーロッパ)への距離感がとてつもなく縮んだ。それらを考えると現代日本の若者達は「幸せだなあ」と思うことがよくある。、、が、果たしてそれは本当にそうなのだろうか?