Friday, October 2, 2009

アルマジロのはなし

(This is the Japanese version of "Origami Series: A for Armadillo",
not a translated version, simply another version written in Japanese.)


アルマジロとは: 

英語の Armadillo は日本語でアルマジロと発音される テキサスの友達が一度アルマジロはテキサスの七面鳥だと言った。七面鳥は英語でturkey(ターキー)というが、この言葉は、時にはアメリカ英語の俗語として“バカな奴”とか”間抜野朗”を意味する。アルマジロにはちょっと可愛そうな表現だがその外見、様相、それに行動ががそう見せるのであろう。

アルマジロは南米産の哺乳類の動物である。夜行性なので夜中に庭に食べ物をよく探しにくる。目はあまり良くないが嗅覚がするどいらしい。大好物の地虫を鼻で嗅ぎつけ前足のするどい爪で穴をほり餌食をつきとめる。地虫は芝や植物に被害をあたえるのでアルマジロは有益動物と云えるが、庭にいくつもの穴を毎夜掘るのでそれは迷惑な行為だが、有害動物とは云えないであろう。


本物のアルマジロを見たがっていた日本から来た四年生:

2,3年前頃、当地の小学校でメンター(mentor, いわゆる、指導者)をやっている時、四年生の生徒を指導していた。その生徒は日本からきた家族の一員で、父親がエンジニアで日本から当地へ派遣されて来た人たちだった。その女の子はそれまで英語をぜんぜん話したことがなかった。それなのに、こっちへ来ていきなりアメリカの小学校に行くことになって、学校生活は毎日の戸惑いの続きであった。それで私の役目は英語を教えたり、色々な科目の勉強や宿題を手伝ったりすることであった。特に、より速くアメリカでの学校生活に慣れるように指導することだった。始めは色々な日本のことや遊びなどして、気楽にさせることに時間をすごした。そのうち、音楽の先生がこの生徒はピアノの勉強を日本でしていたということを聞いて音楽の時間にはピアノを弾かせたり、歌を一緒に歌ったりさせてよく面倒をみてくれるようにもなった。そして、その様に他の先生達も彼女が楽しい学校生活ができるように世話をしてくれた。話を短くするが、その生徒の一年間の英語や他の科目の上達はすごいものであった。その年の終わりには英語のクラスで短篇ストーリーを書く課題があって、それも見事に果たした。全生徒の本は印刷屋で本物の本として印刷されて表紙もつけられた。私もその生徒の本の一冊を記念物としてもらうことができて嬉しかった。その本は今でも書斎の本棚にある。

ところで、その生徒はいつも本物の生きているアルマジロを見たいといっていた。ちょっと悲しいが、アルマジロは夜行性なので普通みられるのは夜中に高速道路で車にはねられて死んでいるものばかりだった。それで一匹捕まえてみよう思った。でも、アルマジロは、やはり”バカ”ではなかったようだ。そう簡単に罠にはかからない。それで、もし捕まえることができなだった場合にはクラスの生徒みんなに折り紙のアルマジロを作ってあげることを約束した。どっちであっても、その子はそれを楽しみにしてくれたようだった。


オリガミアルマジロ:

罠は金網で作られたもので、どっちかというと大きめなネズミを捕まえる罠のようなもであった。アルマジロは臆病者なのでその籠にはなかなか入らない。餌も色々使ってみたが、何もお気に入りではなかったようだ。結局アルマジロは罠にはかからなかった。
ところで、アメリカの学校は九月に新学期がはじまって、五月の半ばごろで終りになる。夏休みは三ヶ月もある。日本の子供達にとっては、この学期制はちょっと贅沢に思われるのではないだろうか。それで、四月の終りごろのある日オリガミで二十五個ほどのアルマジロを作って箱に入れて学校へ持っていった。それをその生徒が見た時、" ワー、先生はオリガミの名人だ!” と言ってくれた。その言葉を聞いて私はアルマジロを捕まえようとしたり、時間をかけてオリガミアルマジロを作ったりした苦労の甲斐があったような気がした。生徒はよろこんでその箱を持ってクラスの方へスキップしながら行った。

二年目には、その生徒は一人立ちで 学校も楽しみ、勉強もよくできるようになっていた。その年の終わりには父親も当地での仕事を終えて家族みんなで日本へ帰って行った。

2 comments:

  1. ノビさん、ステキなお仕事ですね、生徒とのいろいろな思い出、ここに書ききれないでしょう!?

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  2. そうですね、難しかったこともありましたね。
    いつも、コメント有難う,クミコさん。

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